それは「わがまま」でも「なまける」でもない

2000年の今頃、私は人生最大と言って良いほどの悩みを抱えていました。



1人暮らしをしていた義父が倒れ、入院したのです。

元々持病はあったのですが、まあまあ元気に暮らしていました。

同じ年の3月半ばに披露宴があり、新郎父として出席。

写真も撮ってくれていたようで、
「今度の日曜日にでも取りにおいで」という電話をもらった直後の事でした。

入院直後でしたが、私は退院後の生活の事を考えていました。

今までのような一人暮らしは無理なのではないか。
…となると同居?

新居に呼ぶのは家も狭いし無理だろう
義父の家で同居?

夫の通勤はどうする?

在宅サービスをフル活用したら何とかなるだろうか。

どんなサービスが使えるんだろう

…などなど。

救急車で搬送され、一命をとりとめて一安心。
でしたが、その後の暮らしを考えれば考えるほど課題は山積み。

義父と夫の関係も「良好」というわけではなかったので
今後、どうすり合わせていくかを考えていました。

週が明けたら具体的に動こう、
そう決めたら少し気持ちが楽になりました。

…その週末、日曜日の深夜に帰らぬ人となってしまいました。

容態もおちついていて、
「また来ますね」といって病室を出たのが最後の別れとなるとは思いもしませんでした。

義父が家に帰る、帰らないにかかわらず
片づけはしないといけないな…と思っていたので入院中から少しずつ手は付けていたのですが。

家主がいないと片付けも楽なのでは…
と思われるかもしれませんが、そう簡単にはいかない物で。

見えないプレッシャーと言いますかね。
そんなものを感じてしまうのです。

ある程度片付いた家の中を見渡して…

せめてこれくらいの中で暮らしてほしかったな

と思うのですが、
余計なことをして
って叱られたような気もします。

今も時々、
どうすればよかったのかな
という事を思います。

いろいろ思うところはあるのですが
「その時できることを精いっぱいやる」
それしかないのでは、と思います。

「正解」なんて本当にない。
誰の立場から見るかで変わってくるものだと思うから。

後になって口だけ出してくる人もいるかと思いますが。
そこはもうあなたが関知するところではありません。

あなたはよくやっているよ。

お疲れさま。

もう少し「あなた」の事もいたわってね。
せめて夜はちゃんと眠れて
ごはんも食べる事。

自分を大切にすることは
怠ける事でも、わがままでもないよ。

頭の中と身の回りの物をちょっと「整理」すると
かなり楽になるかも。

お手伝いが必要な時は連絡くださいね。


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